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2023-08-27

あご湾定期船チャレンジと近鉄サイクルトレイン



どこか行きてえなぁ・・・行きたくない?ということで、以前より考えていた近鉄サイクルトレイン利用プランと併せて、英虞湾の「あご湾定期船」志摩マリンレジャーが運航)を利用するサイクリングを実施してみた。



御座白浜あたりまでどれぐらいかかるか(どれぐらいで走りきれるか)という興味から、JR田丸駅前を午前0時チョイ前ぐらいにスタート。




午前1時半前、鳥羽一番街前。
深夜とはいえ、自転車で鳥羽駅前まで来たのが久々過ぎる。

鳥羽一番街に「鳥羽サイクルステーション」というサイクリスト向けスポットが整備されていた(一番街営業時間外は利用不可)。
フロアポンプやスタンドを常備した整備スペースや、サイクリスト向け休憩スペース、更衣室などが整備されている模様。いずれ利用してみたい。





午前2時半過ぎ、近鉄志摩磯部駅前。

深夜だから閉鎖してるだけなのに、ガチモン廃墟感漲る関西大手私鉄の現役鉄道駅。


あと、普通に熱帯夜過ぎて自動販売機で水分補給しようとしたりして停車する都度、眼鏡が曇るの助からないからやめてほしい。やめよ?(憤怒)





午前3時過ぎ、鵜方のすき家でメシ。
牛丼並でゲッフウとなってしまうの、寄る年波を感じすぎて泣いちゃった。








午前5時頃、越賀(こしか)海岸(阿津里(あづり)浜)到着。

70km強、凡そ5時間でありメシ休憩などを除けば実質走行時間は4時間半ほど(サイコン上の走行時間は4時間10分程度)。

で、あと3km足らずで御座白浜海岸な訳だが、正直しんどいし8月最終の週末で天気がクソ良ければ地味に混んでそう・・・ということで阿津里浜で折り返すことにした。



※あご湾定期船時刻表


※乗船予定の「おおさき」


阿津里浜から折り返し、午前6時15分頃、「あご湾定期船」の和具浦乗り場到着。
和具地区は港と言える施設が2箇所があり、ひとつはこの乗り場があり英虞湾側の和具浦(道路標識などでも、和具漁港と区別するように「和具浦」と書かれている)、もう一つは和具漁港
和具漁港の方は熊野灘に面しており、私営の釣り船を除けば定期船の発着などはないので、あご湾定期船利用の際は間違えないようにしたい。

運航本数は朝6時の始発から夕方17時の最終まで片道10本。
和具と賢島の中間に位置する間崎島を経由しており、和具~賢島間はおよそ25分で運航。
運賃は和具~賢島は大人800円、和具~間崎・間崎~賢島はいずれも400円。(小人運賃は大人運賃の半額)
今回の気になる点である自転車料金については、志摩マリンレジャー公式サイトでは自転車持ち込みは有料と表記されるも明確な金額の記載が無かったが、三重県の公共交通PRページにリンクされている2021年の料金改定案内PDFによると、小荷物運賃という表記で

10kg以下:400円
10kgを越え、20kg以下:500円
20kgを越え、30kg以下:600円

となっており、今回も賢島港下船時に支払った自転車料金は500円であった。
ちょっと古めのWeb上の情報(観光PRサイト含め)では自転車料金が改定前の10kg-20kg枠:470円だったので、自転車料金はこの10kg-20kg枠と理解してよさそう。

和具乗り場は「乗り場」である桟橋と旅客用?のベンチ、時刻表、桟橋屋根の定期船乗り場という掲示があるのみで、それ以外の旅客サービスや旅客に応対する係員・窓口は存在しない。
乗り場前には公衆トイレがあるが、定期船乗り場の旅客サービスというよりは地区の公衆トイレというべきだろう。
2019年頃のストリートビューを見る限りでは、乗り場正面の商店で定期船の乗船券を扱っていたようだが(「定期船切符うりば」という看板がある)、2023年時点では商店は営業しているようだが、件の看板もなく切符の扱いも無い模様。



※2019年のストリートビューに写り込む乗り場正面の商店。
「定期船切符うりば」の看板が見えるが、2023年時点でこの看板は存在しない。




和具から乗船する際、乗船券は船内の券売機で購入(硬貨と1000円札のみ、クレジットカードや電子マネー、バーコード決済などは使用できない)。

自転車料金については、和具乗船の場合、賢島下船時に賢島側の係員に現金で支払うことになるのでオツリが必要にならないよう、和具乗り場周辺の自動販売機でジュースを買うなどして小銭を用意しておきたい。

船内は、3列シートが左右に2本と、船室後方にグループ向けのボックス席(料金区別は無い)。
自転車持ち込みについては船室出入口となる船首の舳先から持ち込み、他の旅客や運航の支障とならないような場所に置くこととなる(今回はボックス席周辺)。
いわゆるカーフェリーのような船舶ではなく、かといって深日洲本ライナーのようにサイクルツーリズムを意識した自転車専用の固定ラックや鳥羽市営定期船のような積み込みスペースなどが整備されているわけでもないので、多客時や多人数によるグループライトの場合は船長判断により
断られる場合もあると思う。




今回の乗せ方はこんな感じで。












約25分のクルージングののち、賢島で下船。
賢島側に定期船の切符も扱う窓口があり、そこの係員が乗船券回収と自転車料金の徴収を行う。


賢島から乗船する場合、この窓口で乗船券を購入できると思うが、自転車持ち込みの料金については窓口で事前に払って何がしかの切符を購入するのか、和具→賢島でそうであったように和具下船時に船長に払うのかは不明。





で、賢島港の目と鼻の先にある賢島駅からサイクルトレインを利用して帰宅する。

利用方法や利用可能列車などの詳細については近鉄公式サイトを確認してほしいが、近鉄のそれは他社サイクルトレインの多くと異なり、土日祝であっても利用可能列車(賢島発の場合)が8時代~17時代で、早朝・夜の時間帯の列車は対象外となっている。
利用可能区間は、土日祝の場合、賢島~松阪(平日は賢島~五十鈴川)で57km。養老鉄道の播磨~揖斐(桑名を除くほぼ全区間)56kmと同レベル。

サイクルトレイン利用可能区間の長さで言えば、以前までは養老鉄道のそれがトップだと思っていたが、最近ではJR西日本・きのくに線(紀勢西線)で実施している御坊~新宮間の146kmが最長になっていた。
いつかそれを利用したいと思っていたが、それについて検索したら2023年8月21日からの実証実験として和歌山~御坊間も追加されて、和歌山市~和歌山を除く紀勢西線ほぼ全線(和歌山~新宮)堂々の200kmになっている。


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※2023/8/30追記

2023年8月末時点では、JR西きのくに線のそれを除くと、富山地方鉄道・サイクル電車の93km(鉄道線全線が対象。市内軌道線と富山港線は対象外)が「臨時企画列車以外での定期運用されているサイクルトレイン利用可能区間」がトップの模様

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賢島駅8時9分発の伊勢中川行に乗車。

近鉄サイクルトレインでは、進行方向に対して2両目の車両すべてがサイクルトレインとして利用可能車輛とされているが、乗車した列車に限って言えば鵜方~伊勢市間はそこそこ乗客が多く、ギュウギュウ詰めでないとはいえロングシートの座席がすべて埋まる程度ではあった。
こういう時は安心と信頼の2両目運賃箱周辺占拠ぐらいしか安心できるポジションが無く、何となく嫌な予感がして賢島から斎宮まで1時間強ほど立ちんぼだったわしは実質カチグミ。
これは個人的な感想だが、鳥羽、宇治山田、伊勢市、松阪といった駅での乗降はオススメできない。
何せ、上記の駅(鳥羽以外)を利用できるのは土日祝であり、率直に言って駅そのものが混む日である。特に宇治山田からは急行への乗り換えも発生する
近鉄のサイクルトレイン対象列車時刻表では「この列車は特に混む恐れがあるのでやめた方がいい」と指定している列車もあるので、近鉄の本数の多さを利用して1本ずらすなどの配慮をしよう。

近鉄では運賃の支払いについて、ICカードやフリーきっぷなどの企画乗車券利用を推奨しているが、これは運賃箱への現金払いや駅券売機で通常の乗車券を購入した場合、下車時の運賃支払いを1両目の運賃箱でする必要(サイクルトレイン対象列車はすべてワンマン運転の普通列車である)があり、冷静に考えて2両目の端から1両目の端まで他の乗客を避けつつ自転車を押して移動するという作業がどれほど非現実的で危険であるかという近鉄自身も把握しているということだろう。
それが非現実的行為であることがわからないというサイクリストは、申し訳ないがパパとママに甘やかされ過ぎた世間知らずと批判せざるを得ない。

ICカードであれば、わしがそうであったように2両目のドアからすぐ下車(駅の処理端末にタッチすればよい)できるわけであり、サイクリストにとって時には煩わしさも伴う「現金の携行とその支払い」によるストレス軽減にもつながる。
(ロングライドにおけるリスクを考えれば、現金を一切携行しないという行為自体がリスクではあるが)






予定通り、斎宮駅にて下車。

クソ暑い折に、空調の効いた列車に乗って賢島から1時間強で帰ってこられるというのは実に素晴らしいという結論。



2023-07-08

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月26日_27日  無計画おじさんよ永遠に(たぶんまたやる)

 2022年9月26日 「きそ」船上


帰りのフェリーは、苫小牧~仙台~名古屋で乗船時間が約39時間。

出航前から乗船しているので、「船内滞在時間」としては実質的に40時間越えとなるが、経由地の仙台港で「一時下船」の機会がある。

当日朝に所定の申込用紙に記入してインフォメーションに提出するという手続きは必要だが、天気もいいし仙台港近くの仙台臨海鉄道を眺めたりしつつ、夕飯用の弁当や酒、飲み物なぞ買いに行くことにした。

1日三度の食事をすべて船内のバイキング形式レストランで賄う場合、夕食2回、朝食2回、昼食1回となるが、朝昼はともかく夕食が2100円と割と高い。(ソフトドリンクは料金に含まれるが、アルコール類は別料金)

相応のメニューを提供しているんだろうし、せっかくの旅行でそこを惜しむなと言われたら、ぐうの音も出ずにグーパンが出そうになるが、それなら1000円分の夕食を「一時下船」中にコンビニかイオン多賀城で買っておいた方が腹一杯になっていいんじゃないか?という。
夕食については、往路の「いしかり」で利用しているので、まあそれでいいんじゃないかな?と。
ちなみに、25日の苫小牧出港時の夕食は苫小牧西港FT内のショップで弁当とインスタントスープを買っておいたので、それを夕食とした。



午前10時、仙台港にて「一時下船」。
苫小牧から陸自のFH-70部隊が乗船していた模様。

なお、徒歩での下船のみで自転車であっても車両の「一時下船」はできない。
「一時下船」は午前10時から12時20分までの「最大2時間20分」。
12時20分までには再乗船しなくてはいけないので、「一時下船」として使える時間は2時間程度に見積もっておいた方がいい。

フェリーの到着時間に合わせて仙台駅前行の路線バスがFT前から発着しているが、案内によるとFTから仙台駅前までおよそ50分はかかるというので、「一時下船の間に、仙台の中心街で遊ぶ」などと考えるのはやめた方がいい。
徒歩圏内にイオン多賀城やコンビニ、チェーン店の飲食店、三井アウトレットパークがあるのでそこで買い物やちょっとお茶をして戻ってくる程度に考えておいた方がいい。


ということで、まずは仙台臨海鉄道を冷やかしに行く。











仙台臨海鉄道機関区とDE651などのディーゼル機関車。
ディーゼル機関車はいいぞ。





DLを眺めた後、最寄りのコンビニまでへこへこ歩いている中、目に飛び込んでくるあの震災で到達した津波浸水の表示。

仙台港口から3km以上離れたイオン多賀城近くの仙台臨海鉄道陸橋の橋脚でも、普通車が簡単に飲み込まれてしまう水位であり、そこから少しだけ港側に近寄った企業建屋のそれは大型トラックやトレーラー、仙台臨海の機関車や貨車を飲み込んでしまったであろう水位で津波が到達している。

数字で分かっていたつもりのものを、「実はよくわかっていなかったのでは」と改めて分からされた気持ちになりつつ、コンビニで夕飯用の弁当やら飲み物やら酒やら調達してフェリーへ。



FTに戻ってきたら、下船時に見た特科部隊は既に移動しており、代わりにPAC-3のトレーラーとおぼしいそれが停車していた。







デッキから何か映えそうなスナップをパチパチ撮ったり。



昼飯。





昼飯喰ってからスマートフォン内の画像データ(死ぬほど撮影しまくったスナップ類)を整理したりして夕方になったので、これまた何か映えそうなスナップをパシパシ。

なお、ブログにこうして貼るか、Twitterで貼る以外はほぼ死蔵される模様。ウケるw



風呂入ってから、ロビーというかラウンジというかそういったパブリックスペースで昼間買ってきた晩飯とSAKE、船内売店で買ってきたアイスなどを広げる。

なお、パブリックスペースに電子レンジと給湯器が用意されているが、台数が少なく一般的な食事の時間帯には大渋滞となる(この航路に限らず、他の長距離フェリーでも大体そうなる)上、全体的に混雑しているので、どうしてもその時間帯に利用する必要が無ければ可能な限り避けた方がいい。
だって、弁当何個も抱えて電子レンジ回してるやつの後ろが、すげー嫌な空気出してるもん。みんなも空気読もうね!

そういった訳で、この晩飯は21時過ぎに摂っている。


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2022年9月27日 「きそ」船上


おじさん、最後の朝食@「きそ」

夕食の2100円は割高に感じるが、朝と昼のそれは1100円でドリンクバー混みなのでウーロン茶やオレンジジュースをガブ飲みすれば余裕で元が取れるのでわ???と浅ましく考えつつ朝飯。



そして恙なく、27日の午前10時半頃、特に麗しくもない名古屋港にて下船。

で、帰る前にフェリーターミナルの気になっているところを見ていくことに。





※食堂「友苑」

ウワアアアアアアアアン!?やっぱりメッチャええ食堂やん!!??

予想通り、ランチタイムのみの営業らしいが、定食650円とか最高か・・・

というか

なんでこの時、ここで昼飯喰わなかったんだろう・・・

別に名港出てから長島の駐車場まで飯食うアテなんか無かったのに。

営業は11時からって、こん時ちょうど11時だったのよな。
ジャストに飛び込むのは何か感じ悪いから、10分程度でもその辺で缶コーヒー飲んで待ってりゃよかったのに・・・早く家に帰ったところで何がどうって訳でもないのに。


という、恐ろしく歯切れの悪いオチで今回のツーリングは終了。
なお、長島の駐車場まではできるだけ名四国道から外れつつ移動。




今回の総走行距離は、長島の駐車場と名古屋港FTの往復も合算して957km。

なんで2週間近く東北と北海道を徘徊して1000km越えてねえんだよ!?
台風にビビッて青森で二泊三日してからやん!そんなんも知らんの!!(逆ギレおばちゃん)

という数字的にもどうにも締まらないオチ。

いやまあ、回りたいところ詰めまくったからってのはじゅ~~~~ぶん理解しておるんではありますがね・・・



アカンねえ、歳食うと「無計画ゆえのアクティブさやフレキシブルさ」が完全に失われて「単に無計画」にしかならんわ・・・20年前に深夜に突発で島根まで初ドライブした頃とは違うねぇ・・・(較べんな)


■Next Stage...どこなんすかねぇ(未定)